本場アメリカなどでは、ハロウィーンは国民的行事として知られています。
死者が蘇るという日という意味では、日本のお盆にも似ているかもしれません。
しかしお盆と違うのは、ワイワイ楽しくお祭り騒ぎをする点です。
お盆にはお墓参りをして家族親戚が集まる程度ですが、ハロウィーンでは地域ぐるみでお祭りをしたりもします。
お化けの仮装をして、街を練り歩く風習も日本のお盆にはありませんね。
欧米でのハロウィーンは全国民を巻き込むほどの勢いがありますから、その経済効果もバッチリです。
ハロウィーン時期の売上だけでも57億円以上あったという年も珍しくはないそうで、同じく欧米生まれのバレンタインデーをしのぐほどの収益が見込めそうです。
だからこそ、商業施設ではハロウィーンをより盛り立てようと大きなイベントを企画したりするのです。
日本ではバレンタインデーにチョコレートを贈る風習が根付いていますが、それはお菓子会社の戦略だったといわれています。
同じようにハロウィーンにもお菓子をふるまう習慣があり、お菓子メーカーが広めたと思っている人がいるようです。
しかし、ハロウィーンの場合は、悪霊払いの意味でお菓子が配られるのです。
子どもがハロウィーンの仮装をして家庭や商店をまわり、「お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ」と決まり文句を言うのがハロウィーンの昔からあるイベントの一つです。
袋一杯にお菓子をもらえるほど、子ども達には楽しみなお祭りなのです。
今では大人も仮装やパーティーを楽しむイベントとなりましたが、長い歴史を経て変化してきているのです。
ハロウィーンイベントの経済効果