イラストやデザインが得意な人なら、架空のキャラクターのコスチュームを一から立体に起こすという作業に興味を持つかもしれません。
技術のいる作業ですが、完成すればかなりの出来栄えとなるでしょう。
この作業には、まず衣装選びが肝心です。
アニメ版と漫画版で衣装や小道具が微妙に異なるということは、よくあることです。
どちらをベースにするのか決めておかないと、型紙を起こすのにも手が付きません。
フィギュアなどを参考にしてみるのも、一つの方法です。
というのも、フィギュアは二次元の世界を三次元で表現したものだからです。
後姿や横から見た姿など、参考にできる点は多いでしょう。
漫画やアニメのキャラクターは、実在しないので何でもありだと思ってしまいがちです。
しかし、実際にコスチュームで扮してみようとすると、360度の姿を把握していないと上手くいかないものなのです。
服を縫うときには、特に立体にするという表現がいかに難しいかがわかります。
型紙から起こすために、様々な角度からキャラクターを確認しておくようにしましょう。
型紙を起こしたら、いよいよ縫製に入ります。
メジャーや定規、縫い針、糸、チャコペンシル、はさみなど、最低限必要なものはたくさんあります。
学校で使っていたお裁縫箱が残っていれば、それを引っ張り出してくるのもよいでしょう。
ハサミは、糸切りばさみと断ちばさみの2つを用意しておくことをおすすめします。
断ちばさみは、布地を切るときに使用します。
仕上げのためだけでなく、アイロンは要所要所で形を整えるためにも必要です。
自作コスチュームの基本